Chemistry Labs

8年生

モル・モル質量・溶液の濃度

モルは巨視的試料中の粒子数を数える単位である。質量換算にはモル質量、溶液体積あたりの溶質量にはモル濃度を用いる。

直観直観:粒子と変化

ひとつまみの食塩にも膨大な数のイオンが含まれる。化学では、12個を数えるダースのようにモルを計数単位として使う。

あらゆる換算はモルを経由する。例に切り替えて、CO₂ 88 gを各矢印でたどろう。

学校学校段階:モデルと規則

定義: 要点

1モルは指定された粒子を正確にNA=6.02214076×1023N_A=6.02214076\times10^{23}個含む。モル質量MMは物質量あたりの質量、濃度ccは溶液体積あたりの溶質量である。

水のモル質量はM(HX2O)≈18.0 g mol−1M(\ce{H2O})\approx18.0\,\mathrm{g\,mol^{-1}}。したがって36.0 gは液体でも水蒸気でも2.00 molに相当する。

主要な量と式
量記号・単位換算
物質量n, moln = m/M
粒子数NN = n N_A
モル濃度c, mol/Lc = n/V(溶液体積)
n=mM,N=nNA,c=nVn=\frac{m}{M},\qquad N=nN_A,\qquad c=\frac{n}{V}
NA=6.02214076×1023 mol−1N_A=6.02214076\times10^{23}\ \mathrm{mol^{-1}}

例: 例題

水9.0 gは何molか。M = 18.0 g mol⁻¹とする。

解答

n = m/M = 9.0/18.0 = 0.50 molで、水分子は約3.01 × 10²³個である。

例: もう一題

44 gのCO₂は何molで、分子は何個か。

解答

M = 12 + 2×16 = 44 g/molよりn = 1.0 mol、N = 1.0 × 6.022×10²³ = 6.02×10²³個。

モル濃度に使うのは加えた溶媒の体積ではなく、最終的な溶液体積である。溶質0.50 molを溶かし全量を2.0 Lにするとc=0.25 mol L−1c=0.25\,\mathrm{mol\,L^{-1}}。

モルは変換の中心である。モル質量で質量→モル、アボガドロ定数でモル→粒子数、体積と濃度でモル→溶質量と変換できる。

例: 計算・応用例題

0.20 mol/Lの溶液250 mLを調製するには、固体NaOH(M = 40.0 g/mol)が何g必要か。

解答

n = c × V = 0.20 mol/L × 0.250 L = 0.050 mol。質量 m = n × M = 0.050 mol × 40.0 g/mol = 2.0 g。