- 問題 1アボガドロ定数 NA は3つの独立した方法で決定できる。(方法A) X線回折により、金は一辺 a=0.408 nm の面心立方格子で結晶化し、Au の密度は 1.93×104 kg m−3、M(Au)=196.97 g mol−1 である。(方法B, Rutherford 1911) 精製した 192 mg の X226X22226Ra 試料を40日間放置すると総 α 崩壊速度は 27.7 GBq となり、さらに163日間密閉すると 101325 Pa, 273 K で 10.4 mm3 の He が生じる。(方法C, Perrin 1909) 半径 2.12×10−7 m、密度 1.206×103 kg m−3 の球状コロイド粒子を 15 \°C の水 (ρ=999 kg m−3) に懸濁すると Boltzmann 分布に従い、ln(nh/nh0) 対 (h−h0) のプロットの傾きは −0.0235 μm−1 となる。各方法で NA を求めよ。解答: 1
- 問題 2星間空間では、衝突した2個のH原子が結合エネルギーを散逸できないため、HX2 は塵粒子表面で生成する。吸着速度定数 ka=1.4×10−5 cm3 s−1、H原子数密度 [H]=10 cm−3、一次脱離定数 kd=1.9×10−3 s−1、表面反応定数 kr=5.1×104 s−1(表面原子数は濃度と同様に扱える)。モデルAは反応を二次とする:dN/dt=ka[H]−kdN−krN2。モデルBは粒子1個あたり0, 1, 2個に限り、割合 x0,x1,x2 で、速度は吸着 ka[H]xm、脱離 kdmxm、反応 21krm(m−1)xm。(a) 定常状態の N と粒子1個あたりの HX2 生成速度を各モデルで求めよ。(b) 計算機シミュレーションの真値は 9.4×10−6 s−1。どちらのモデルが一致し、律速段階はどれか。解答: 1