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国際化学オリンピック · 2025年

問題

  1. 問題 4テニスボールはよく弾むよう大気圧より高い圧力に加圧されている。昔の中空ボールは大気圧の空気が入っているだけだった。ボールの内半径は R=3.0R = 3.0 cm で加圧中一定、空気は体積で20 % O2・80 % N2とし、過圧でボールは膨張しないとする。(a) T0=25T_0 = 25 °C で古いボール内の空気の質量 mm を求めよ。(b) 現在のボールは p0=1.80p_0 = 1.80 atm で缶詰され、プレミアムボールは純粋なN2を含む。缶を開けると内部が大気圧になるまでガスが外へ拡散し、内向きの拡散はない。過程は過圧に関する一次反応に従う。プレミアムボールは25 °Cで t1=241t_1 = 241 h 後に p1=1.40p_1 = 1.40 atm、約 t2=21t_2 = 21 日後に p2=1.19p_2 = 1.19 atm まで減圧する。一次挙動を示し、減圧速度定数 kN2k_{\mathrm{N_2}} を h−1^{-1} で求めよ。(c) 通常(空気入り)ボールの初期減圧速度はプレミアムボールより10 %速い。両ガスの速度が加算できるとして kO2k_{\mathrm{O_2}} を求めよ。(d) 25 °Cで製造・缶詰された新しいプレミアムボールを開封し、すぐに T=30.0T = 30.0 °C になる。試合開始は t=12.0t = 12.0 h 後。Ea=50.0E_a = 50.0 kJ mol−1^{-1} として試合開始時のボール内圧を求めよ。解答: 1
  2. 問題 5ドバイの淡水化プラントは多段フラッシュ(MSF)法を用いる:海水を高圧で加熱した後減圧し、純粋な水蒸気を放出させる。ドバイの海水は T0=25.00T_0 = 25.00 °C でNaClを質量で3.45 %含む(完全電離とする)。沸点上昇定数は Kb=0.5120K_b = 0.5120 K kg mol−1^{-1}、水の蒸発熱は Evap=2260E_{\text{vap}} = 2260 kJ kg−1^{-1}(40.716 kJ mol−1^{-1})。(a) 大気圧でのドバイ海水の沸点を求めよ。(b) クラウジウス–クラペイロン式で p=2.50p = 2.50 atm での沸点を求めよ。(c) 100 Lのフラッシュ室に90.0 °Cの海水1.00 kgがあり、110.0 °Cに過熱した海水1.00 kgを加え減圧すると Tf=97.0T_f = 97.0 °C で平衡に達した。cp=3.85c_p = 3.85 kJ kg−1^{-1} K−1^{-1} として蒸発した水の物質量 nn(mol)を求めよ。(d) プラントは1日50 000 m³の純水を生産し、海水中の水の85 %を回収する。1日に必要なドバイ海水の質量を求めよ。解答: 1