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高校 · 15分

コーヒーカップ熱量計で熱を測る

熱した金属ブロックを断熱カップ内の水に入れ、q = mcΔT から金属の比熱を求める。

目的

水と金属の両方に q = mcΔT を適用し、測定した ΔT から金属の比熱を求める。

器具と試薬

断熱発泡カップ、温度計、はかり、水 50 g、湯浴で温めた Al・Cu・Pb のブロック各約 25 g。

手順

  1. 断熱カップに水 50 g を量り、温度 T₁ = 25.0 °C を記録する。
  2. 金属ブロック 25 g を湯浴で約 95 °C に温め、すばやくカップに移す。
  3. 静かにかき混ぜ、最高の安定温度 T₂ を読み取る。
  4. 他の金属でも繰り返し、ΔT を比較する。

観察すること

  • 温度上昇は金属ごとに大きく異なる:同じ質量・初期温度で Al は約 7.5 K、Cu は約 3.3 K、Pb は約 1.1 K しか温めない。
  • 温度計は急上昇ののちプラトーに達する。これが金属の失った熱と水の得た熱が釣り合う熱平衡である。

解説

熱損失を無視すれば q_金属 = −q_水、すなわち m_金属·c_金属·(T₂−95) = −m_水·c_水·(T₂−25)。c_金属 を解くと Al・Cu・Pb で 0.90、0.39、0.13 J g⁻¹ K⁻¹ が得られる。比熱が小さいほど同じ質量で蓄えられる熱エネルギーは少ない。実際のカップでは数%の熱が逃げるかカップに吸収されるため、測定 ΔT はやや小さくなる。

実験の歴史

ジョゼフ・ブラックは1760年頃、氷と水の熱のやり取りを追跡して比熱・潜熱の概念を導入した。ラボアジエとラプラスは1782年に初の氷熱量計を作り、生体熱や燃焼を測定した。コーヒーカップ熱量計はそれらの考えの最も簡単な教室版である。

ゆかりの化学者

関連トピック

バーチャル実験は直感をつかむための簡略化したモデルです。実際の実験や安全教育の代わりにはなりません。指導者なしに自宅で再現しないでください。